個人事業主がマイクロ法人を活用して社会保険料を節約する

個人事業をしていると,健康保険は,国民健康保険,いわゆる国保に加入します。

この保険料(国保税)がバカにならず,住んでいる地方によって若干の違いがあると思いますが,所得額の1割以上になると思います。

 

私も,個人事業をやり始めたころは,年間の国保税が50万円,60万円と払っていた記憶があります。

 

ここ4,5年,私が払っている健康保険料(国保税に相当するもの)は,年間10万円程度です。

その理由を一言で表すと,マイクロ法人を作って,その取締役になり,自分で作った法人から給与を得ているから,というものです。

 

もう少し詳しく説明してみます。

 

まず,私はマイクロ法人を設立しました。

資本金が20万円の合同会社です。

株式会社ではなく合同会社にしたのは,会社を設立する際の費用が若干安くなるからで,それ以外の理由はありません。

健康保険料を安くするためにマイクロ法人を作ったので,法人設立の費用は安くしたかったのです。

本当に事業をするために法人を設立するのであれば,対外的な信用の面からも,株式会社の方がいいかもしれません。

 

次に,自分で作ったマイクロ法人の取締役になり,会社から給与をもらいます。

取締役になり,会社から給与をもらうことで,自動的に市町村が運営する国保から,全国健康保険協会が運営する協会けんぽに移行します。

そして,今回のスキームの最も重要な点ですが,協会けんぽの健康保険料は,会社からもらう給与のみを基準に決定されるのです(個人事業の所得額は考慮されないのです)。

重要な事なのでもう一度繰り返しますが,個人事業でどれだけ利益をあげても,どこかの会社から給与をもらっていれば,会社からもらう給与の額だけを基準に,健康保険料が決まってしまうのです。

 

収入に応じて健康保険料を決めるというのであれば,会社からもらう給与と個人事業の収入を合算して健康保険料を決めるのが筋だと思いますが,現状の制度はそのようになっていないのです。

この点が黄金の羽根なのかもしれません。

 

会社からもらう給与の額だけを基準に健康保険料が決まるのであれば,会社からは低額の給与をもらえばいいことになります。

私は,会社からの給与額を6万2000円に設定しています。

 

会社が,私に6万2000円の給与を支払う場合,会社から協会けんぽに対し,6800円程度の健康保険料を納付します。

一般に健康保険料は労使折半だと言われており,個人の負担額は6800円のさらに半額とも言えますが,会社負担額も結局私の負担となりますので,私の負担が6800円と考えるのが正しいと思います。

このように私の作った会社は,毎月健康保険料として6800円(年間で8万円余り)を支払い,私は協会けんぽの保険証を使って病院を受診できています。

 

協会けんぽに移行してから5年ぐらい経ちますが,今まで不都合が生じたことはありません。

毎年の健康保険料が50万円安くなり,代わりに法人の維持費として年間7万円の住民税を支払っているだけです。

 

このように,個人事業である程度の売上げがある方は(高額の健康保険料を支払っている方は),マイクロ法人を作ることで,健康保険料を安くすることができるはずです。

また,マイクロ法人を作ることで,年金,所得税にもいい影響があると思いますので,そのことはまた別の記事を作って説明しようと思います。

 

それでは!

 

自己紹介 沖縄で子育てする30代

はじめまして,沖縄で2人の男の子を育てています。

 

夫婦ともに30代,内地出身です。

 

子どもを連れて,北部,中部に遊びに行ったり,リゾートホテルにも

よく泊まりに行きます。

ホテルのコメントを残したいです。

(北から順に,

奥やんばるの里,

BISEゆがふいん,

マリンピア,

カヌチャ,

かりゆし,

EXES,

喜瀬カントリーのコテージ,

名嘉真荘,

万座ビーチ,

モントレ,

ルネッサンス

ココガーデン,

アリビラ,

ラグナガーデン,

サザンビーチ)

 

美味しいものも食べに行くので,その記録も残したいです。

 

それでは!